脳神経内科
概要
特色・専門領域
都立神経病院と東京都立 多摩総合医療センターでは、平成17年4月から、今までの「神経内科」という標榜科名を「脳神経内科」に変更致しました。
『「脳神経系の内科系の診療科」としての「脳神経内科」という標榜科名は、「脳神経系の外科系の診療科」としての「脳神経外科」という標榜科名に対応しています』ので、診療の現場も含めて一般に理解されやすくなるのではないかと思っています。
>>都立神経病院のホームページ
【脳神経内科の東京都立 多摩総合医療センターの外来診療は、都立神経病院の外来窓口となっています。脳神経内科の入院診療は、隣接した神経専門の都立神経病院で行われます。】
神経専門病院の都立神経病院は入院専門の病院のために、同じ敷地内に建てられている東京都立 多摩総合医療センターに入院窓口である外来診療部門を置いています。
隣接した入院専門病院の都立神経病院の脳神経内科の病床は約200床です。この規模の外来と入院病床をもった脳神経内科の専門病院としては、本邦では最大の規模の病院です。私達診療スタッフは、それにふさわしいように最高の医療を提供したいと努力しています。
神経・筋難病を含む全ての脳神経系の疾患を対象にしている都立神経病院は、脳神経内科、脳神経外科、神経小児科、神経眼科、神経耳科、麻酔科、神経精神科、リハビリテーション科、神経放射線科、歯科の10の診療科を設置しています。その中で、脳神経内科、脳神経外科、神経小児科、神経眼科、神経耳科、麻酔科、神経精神科、リハビリテーション科の8つの診療科の医師が東京都立 多摩総合医療センターで兼務医となって、脳神経系の専門外来を行っています。
東京都立多摩総合医療センターでは、脳神経内科だけが、一つの独立した外来診療科として窓口を開いていますが、他の7つの脳神経系の診療科は、それぞれの東京都立 多摩総合医療センターの診療科の外来で行っています。東京都立 多摩総合医療センターの脳神経内科外来の診療では、それぞれの脳神経系疾患の専門分野を有した都立神経病院の脳神経内科専門医(【脳神経内科の医師の紹介】の項を参照)が、8つの診療室を使って診療を行っています。
東京都立 多摩総合医療センターの外来診療で入院適応のある患者さんが入院専門の都立神経病院に入院することになり、東京都立 多摩総合医療センターの脳神経系の専門診療外来は、都立神経病院の入院窓口となっています。入院は予約制で重症度に応じた入院対応をしています。
入院予約後の問合せは、都立神経病院の入院係(TEL:042-323-5110)に連絡ください。
患者さんが外来に通院できる限りは、東京都立 多摩総合医療センターの脳神経内科外来で診察することになります。しかし、症状が安定して、時に専門的な診察は受ければよいというようになった時や、症状の進行で外来通院ができにくくなった時には、近くのかかりつけの先生に紹介して、神経専門診療と一般診療を分担して一緒に経過を診ていくようにしています。
通院が全く困難となった時には、都立神経病院に入院して、患者さんや家族の状況及び症状などを検討した上で、神経病院の訪問診療なども含めて、神経病院と地域と連携した今後の療養について考えていくようにしています
【東京都立 多摩総合医療センターの脳神経内科外来のかかり方】
東京都立 多摩総合医療センターの脳神経内科外来は、東京都立 多摩総合医療センターの他の診療科と同様に予約制を取っています。脳神経内科外来を受診する時は、それまでの経過を確認するために、服用していた薬や検査結果などをお持ちください。かかりつけの先生がいらっしゃる時には、先生の紹介状をお持ちになることをお勧めします。
【脳神経内科の救急医療(ER)は、24時間、都立神経病院と連携して行っています。】
脳神経系の救急医療の対象になる疾患には、ウールス性脳炎・細菌性髄膜炎・急性播種性脳脊髄炎などの炎症疾患、多発性硬化症の再燃や重症筋無力症のクリーゼ(急性増悪)、フィッシャー症候群・ギランバレー症候群や周期性四肢麻痺等の急性の運動麻痺、脳血管障害による脳梗塞等の急性の運動・感覚麻痺、突然の意識喪失や痙攣やてんかん重責状態等、急性に生じる四肢の運動や感覚麻痺を起す疾患等(表1)多くを抱えています。
都立神経病院の脳神経内科医は東京都立 多摩総合医療センターの兼務医となって、これらの疾患に対して東京都立 多摩総合医療センター救急室(ER)で対応しています。そして、そこで入院対応が必要とされる時には、神経専門の都立神経病院に入院することになります。
平日の日中の対応は外来の主治医が行いますが、夜間や休日など時間外での救急の対応は当直医が行います。いずれの場合でも、電話で患者さんの症状を確認してから診療の必要を決めています。救急の対応が必要の時は、東京都立 多摩総合医療センターの脳神経内科外来か東京都立 多摩総合医療センター救急室(ER)で診察することになります。
救急の対応が必要とされるようになった時には、あらかじめ、入院できる空床があるかを確認する必要があることから、必ず受診する前に電話で確かめるようにしてください。
【脳神経内科で扱っている疾患】
脳神経内科は、脳神経系の中枢神経系、末梢神経系及び筋肉を障害する全ての疾患(表1)を扱っている診療科です。中枢神経系には、大脳、小脳、脳幹、脊髄(図1a、図1b)が含まれ、末梢神経系には運動神経、感覚神経及び自律神経が含まれています。
脳神経内科の疾患には、現時点で原因不明で根治の治療法が見出されていない、国や東京都から特定疾患に定められている“神経難病”といわれる疾患が多く含まれています。
【脳神経内科外来で診療する患者さんの訴える様々な脳神経系の症状】
脳神経系の障害される場所や病気の性質によって、様々の自覚的な症状(本人が自覚する症状)や他覚的な症状(他人が見て分かる症状)が現れてきます。
急に起こったり、徐々に進んできたり、時々起こったり、なかなかとれなかったり、また、働くと出たり休むととれたり、不眠ででたり睡眠で取れたり、一日での症状に波があって症状に変動があることも少なくありません。
次のような自覚的な症状や他覚的な症状に気づかれたら、脳神経内科の外来を受診してください。
(1)感覚系の神経障害によって起こっている症状
- 手足や体全体のしびれ、こわばり、ひやひや、ほてり、むくみ感などの感覚を異常に感じることや触覚(さわったり、さわられた時の感じ)、温度覚(お風呂に入った時の暖かさ、熱さ)などの感覚が分からなくなるなどの、体性の感覚神経の異常や自律神経の異常に関係している症状、
- 頭痛(偏頭痛や緊張性の頭痛など)、顔面痛(三叉神経痛も含む)、眼痛、耳痛、咽頭部痛や、手足など四肢や体幹の筋、腱などの様々に形容される痛み、 めまい、ふらつき、浮動感、沈み込むような感じなどの身体の不安定感などの平衡感覚の異常に関係している症状
- 耳鳴りや聴力低下(聴覚異常)、羞明感や目の乾燥感や周囲が見にくい(視覚異常)、口腔の乾燥感、味覚がわからない・異常に感じる(味覚異常)など、特殊感覚といわれている感覚に関係している症状
(2)運動系の神経障害によって起こる症状
- <手足や体幹にあらわれる症状>
- 手の筋力の低下、手の動きのぎこちなさ、座位がとれない・立てない・立位を維持できない・歩行ができないなど足や体幹の筋力の低下、など四肢体幹の筋群に関係している症状
- 手足や体のこわばり、体の移動のぎこちなさと一方に偏ってしまう、一歩が出ない、転びやすいなど、四肢体幹の姿勢や筋の固さなどに関係している症状、
- 手足や体幹の運動を円滑にできない〜歩行が不安定で歩きにくい、箸が使いにくい、字が書きにくいなど手のつかいにくいなどの運動を円滑に連続して行うことに関係している症状、
- 動作時(書字や食事の時など)のふるえ、筋肉のピクツキ、体全体の不随意的な動きなど不随意的な運動がおこる病気の状態に関係している症状
- しゃべりにくい(速くしゃべれない、途切れ途切れにしゃべる、大声で話せない、
- すぐくたびれる、鼻声になるなど)、飲込みにくい(むせる、鼻に入る、口角から唾液がもれる)などの発声や発語や嚥下運動に関係している症状
- 瞼がピクツク、眼が閉じない、二重に見える、瞼がさがる、ピント合わないなどの眼球運動に関係している症状
- 口が閉じにくい、噛みにくい、噛むと疲れやすいなど摂食や咀嚼に関係している症状
- 頚が重い、頚が保持できない、首筋の厳しい張りなど軽侮の筋群に関係している症状
<頸から上の顔などにあらわれる症状>
(3)周囲から認められる症状: 応答がない意識障害やてんかんを含む痙攣など
(4)大脳の障害により生じる症状:言葉が思うようにでてこなかったり、言葉はでるが円滑につながらない、失語症や物忘れなどで日常生活が一人でおくれない、高次機能障害(「認知症」)などがあります。
→ 都立神経病院ホームページ
スタッフ紹介
| 職 | 医師名 | 専門分野等 |
|---|---|---|
| 院長 | まつばら しろう 松原 四郎 |
脳神経内科一般、神経筋疾患、免疫性神経疾患、 パ−キンソン病 日本神経学会専門医 日本内科学会専門医・指導医 杏林大学客員教授(内科学) |
| 部長 | かがみはら やすひろ 鏡原 康裕 |
脳神経内科一般、臨床神経生理学(特に筋電図関係) 日本神経学会専門医 日本臨床神経生理学会認定医 |
| 部長 | いそざき えいじ 磯崎 英治 |
脊髄小脳変性症の診断・治療・療養神経疾患における声帯麻痺、無呼吸、鼾の精査 日本神経学会専門医 日本内科学会専門医 |
| 部長 | ばんどう みつあき 板東 充秋 |
脳神経内科一般 神経心理学(高次機能障害) 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 |
| 部長 | かわた あきひろ 川田 明広 |
運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症) 脊髄小脳変性症等の神経難病の臨床、臨床遺伝学的研究 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 臨床遺伝専門医 ICD認定産業医 |
| 医長 | みやもと かずひと 宮本 和人 |
神経筋疾患一般(神経痛・筋萎縮症) 自律神経疾患、末梢神経障害 日本神経学会専門医 |
| 医長 | しみず としお 清水 俊夫 |
運動感覚生理学、臨床神経生理学 筋萎縮性側索硬化症臨床 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 |
| 医長 | おきやま りょういち 沖山 亮一 |
パーキンソン病、運動障害の診断・治療 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 |
| 医長 | ながお まさひろ 長尾 雅裕 |
脳神経内科一般 日本神経学会専門医 |
| 医長 | すがや けいぞう 菅谷 慶三 |
脳神経内科一般 日本神経学会専門医 |
| 医長 | こいで れいじ 小出 玲爾 |
炎症性神経疾患(脳炎など) 遺伝性神経変性疾患、内科疾患に伴う神経症状 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 |
| 医員 | とびさわ しんすけ 飛澤 晋介 |
脳神経内科一般、脊髄小脳変性症、睡眠時無呼吸症候群 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 |
| 医員 | ながおか うたこ 長岡 詩子 |
脳神経内科一般 日本神経学会専門医 日本内科学会認定内科医 |
| 医員 | わらび ようこ 蕨 陽子 |
神経疾患一般、多発性硬化症 日本神経学会専門医 |
| 医員 | ひらい たけし 平井 健 |
神経疾患一般、運動ニューロン疾患 |
| 医員 | ふじまき ゆみ 藤巻 由実 |
神経疾患一般、電気生理学、筋電図 日本神経学会専門医 |
| 医員 | こんどう こういち 近藤 公一 |
神経疾患一般 日本神経学会専門医 |
| 医員 | あおき やすこ 青木 寧子 |
神経疾患一般 日本神経学会専門医 |
| 医員 | ぼくた こうた 木田 耕太 |
神経疾患一般 日本神経学会専門医 総合内科専門医 |
| 医員 | やまざき としひろ 山ア 寿洋 |
神経疾患一般 |
| 医員 | くろだ まさとし 黒田 昌寿 |
神経疾患一般 日本神経学会専門医 |
| 医員 | きむら ひでき 木村 英紀 |
神経疾患一般 日本神経学会専門医 |
| 医員 | しみず かずたか 清水 和敬 |
神経疾患一般 |
| 医員 | うらい よしてる 浦井 由光 |
神経疾患一般 日本神経学会専門医 |
| 医員 | おおた まきこ 太田 真紀子 |
神経疾患一般 |
| 医員 | とうげ りえ 峠 理絵 |
神経疾患一般 |
| 医員 | ほしの えり 星野 江理 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
よこち ふさこ 横地 房子 |
パ−キンソン病、ジストニアや振戦などの不随意運動および機能的外科治療、痙性斜頚に対するボトックス治療 日本神経学会専門医 日本リハビリテーション医学会専門医 |
| 常勤的 非常勤医員 |
やまざき みきひろ 山崎 幹大 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
すなみ ようこ 角南 陽子 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
うるは あきのり 漆葉 章典 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
こばやし じゅんぺい 小林 潤平 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
きたざわ ゆう 北澤 悠 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
ながみね せいし 長嶺 聖史 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
はやし けんたろう 林 健太郎 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
いのうえ ともゆき 井上 智之 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
やぎ ひろき 八木 宏樹 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
よねはら まさき 米原 正樹 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
むかい まさこ 向井 雅子 |
神経疾患一般 |
| 常勤的 非常勤医員 |
おざわ ただし 小澤 忠嗣 |
神経疾患一般 |
| 医長 (府中療育センター) |
とみなが けいこ 冨永 惠子 |
外来は重症心身障害児(者)対象 消化器内科、内視鏡検査、腹部エコ− 肝疾患(特にウイルス性肝炎、肝癌) ウイルス学(肝炎ウイルス、レトロウイルス) 日本内科学会認定内科医 |





