外来化学療法センター


 通院で化学療法を受けられる患者さんの数は年々増加傾向にあり、府中病院時代には、年間約4,250人(2009年度実績)の患者さんの治療を担当してきました。2010年3月1日にオープンした多摩総合医療センターでは、外来化学療法センターとして27床に拡充し、新しい一歩を踏み出しています。

化学療法の安全性と質の確保

 当院で行われる化学療法は、すべてがん化学療法部会の審査において安全性と効果が確認された治療法です。承認された治療法は薬剤師・医師・看護師から構成されるチームによりお薬の量、点滴ルート、点滴の順番・速さなどがきめ細かく検討され、コンピューターに登録されています。化学療法を担当する医師は一定の経験を積んだ医師に限られ、患者さんが化学療法を安全に受けられる状態かどうかを判断します。さらに化学療法のオーダーは、コンピューターに登録された治療法から選択することで、お薬の種類や量の間違いが無くなります。薬剤科でも投与内容のチェック、用法・用量のチェックを実施してから薬の準備を行い、抗がん剤調製室(清浄な空気が供給される部屋)で、薬剤の調製を適切に行っています。治療を実際に行う化学療法センターでは、お薬の種類、量、順番などはコンピューターを用いて確認し、ヒューマンエラーの少なくなるシステムを採用しています。


治療を受けられる患者さんの快適さの追求

 化学療法センターにはナースコール付きの電動リクライニング式ベットを採用しています。一般的なベッドもご用意しています。音楽や観葉植物・絵などを取り入れることで、患者さんがリラックスしながら治療が受けられる環境作りを心がけています。 治療開始までの待ち時間が長いことは比較的大きな病院に共通する問題です。当センターは予約制としお待たせしないよう努力を続けておりますのでご理解をお願いいたします。予約は外来担当医が取得します。 患者さんがスムースに治療を受けられるためにはスタッフのチームワークが重要ですが、写真のようにほとんど心配無さそうです。



 治療中は、点滴の管理、お身体の状態、副作用症状の観察、患者さんへの治療内容の説明、ご相談などに対応できるよう受け持ち体制を取り入れております。さらに、関わりが必要な場合は、受け持ち看護師が継続的に看護します。 副作用や緊急時の対応方法、日常生活での注意点などは患者さん個々の状況に合わせて説明を行っています。医療相談室や看護相談室とも連携を通して在宅での生活をサポートできるように努めています。 がん化学療法看護認定看護師コースを終了した専任看護師が常駐しており、患者さんのケアとともに、スタッフの相談・教育も行っています。

 治療に伴う症状やその他日常生活に関する不安やご心配事がございましたら、お気軽にご相談ください。解決できるよう一緒に考えてまいります。薬剤や副作用に関する各種パンフレットもご用意しております。ご希望される方は看護師にお声かけください。

治療を受けられる皆様へのお願い

 当センターでは、安全に安心して治療が受けられるように、氏名確認として患者様にお名前を名乗っていただくとともに、バーコードつきリストバンドを着用していただいておりますのでご協力をお願いします。
 センター内でのご飲食も可能ですが、においの強いものは避けていただくようお願いします。


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