クリニカル・パスについて

クリニカル・パスとは

 クリニカル・パスは東京都が掲げる「「東京発の医療改革」における三つの改革方針「開かれた医療」「安心できる医療」「無駄のない医療」を具体的に実現していくために有効な方策であり、積極的に導入を推進しています。

1.医療の質の向上
疾病ごとの標準的な治療計画が明示されることから、担当医の違いによる治療のばらつきがなくなり、治療の標準化とより均質な医療の提供ができるようになります。
2.インフォームド・コンセントの充実
患者さん(ご家族)向けのクリニカル・パスを用いて診療内容を説明することにより、診療の内容や、手術・検査の予定を把握することが容易になります。 また、退院の目安がわかり、退院の準備が円滑にできます。
3.医療事故の防止
処置・指導等の診療内容がわかりやすくなりますので、結果的に医療事故の防止につながり、より安全な医療の提供を行うことができるようになります。
4.チーム医療の強化
医療者間の情報の共有化により、職種を超えたチーム医療を促進・強化することができるようになります。
5.クリニカル・パス適用状況
クリニカル・パスの作成及び適用に積極的に取り組んでいます。また、作成後の評価・分析を繰り返し、改善を図っています。
○クリニカル・パス適用率(平成22年度) 43.2%

○代表的なクリニカル・パス
診療科   
消化器内科・外科 大腸ポリペクトミー
内科 急性薬物療法(翌日退院)
腎臓内科 内シャント造設術
内分泌代謝科 糖尿病教育14日間(標準版)
消化器内科 ERCP
血液内科 化学療法(R+CHOP3泊4日)
呼吸器科 気管支鏡2泊3日
循環器科 心臓カテーテル検査治療(3日間)
精神神経科 精神科救急緊急措置(ベッド2日)
外科 1週間乳癌パス
脳神経外科 脳血管撮影
泌尿器科 経尿道的膀胱腫瘍切除術(膀注なし)
産婦人科 産褥
耳鼻咽喉科 内視鏡下副鼻腔手術
リウマチ膠原病科 レミケード治療
整形外科 抜釘(火・木曜入院)
歯科口腔外科 外来処置入院
眼科 白内障
形成外科 前日入院全麻皮膚腫瘍術後2泊
胸部外科 胸腔鏡下肺部分切除術:肺腫瘍 肺がん他