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東京都立多摩総合医療センター

〒183-8524 東京都府中市武蔵台2-8-29

感染制御チーム(ICT)

感染対策室は院内で生じる様々な感染症に対しての対策、改善を行う部署です。主な業務は下記のとおりです。

1.医療関連感染症のサーベイランスと必要な介入

病院とはそもそも病気を治療する施設なのですが、感染症の観点からだけみると必ずしも100%安全な場所ではございません。病院に滞在することで患者さんには各種デバイス(医療器具)が挿入され、長期の入院などで耐性菌に曝露してしまうからです。また日本は特に高齢者の患者さんが多く、入院が長引く、もともとお持ちの基礎疾患などにより、病院に疾病を治療するために入院したにもかかわらず、病院内で感染症が起きてしまうことが残念ながらございます。この院内で生じる感染症(医療関連感染症と呼びます)は0にすることはできないのが現実です。ただしこの病院内で起きる感染症をできるだけ少ない状況にする努力が病院には求められています。当院では医療関連感染症、耐性菌の発生に対して病院自体がモニタリングすることで、これらが実際にどれくらいの頻度で起きているのかを把握し、専門的な観点から必要に改善のための政策を考える作業を展開しています。
当院では現在、米国にてこの分野の専門研修を修了した医師が中心となり、医療関連感染症のサーベイランスを実施しています。またこの分野に関して臨床研究を行い、病院の質の改善に寄与できるように注力しています。

2.抗菌薬の適正使用における取り組み

抗菌薬とは主に細菌感染症が生じるときに使用する薬剤です。世界的にこの抗菌薬の乱用は問題であります。理由は細菌はこの抗菌薬が乱用されると耐性を獲得し、抗菌薬が効果がないという状況をつくりだしてしまうからです。抗菌薬とは有限な資源であり、上手に使っていくことが求められます。当院は抗菌薬、とりわけ多くの細菌に効果のある広域抗菌薬と呼ばれる種類の使用に関してもモニタリングを行い、さらに介入することで不必要な抗菌薬使用を減らす努力をしております。当院の広域抗菌薬の使用は病院で適切に管理し、不必要な抗菌薬の使用に介入しているところです。

3.医療従事者の安全のための活動

医療従事者は医療を提供する際に多くの危険が伴います。針刺しによる針事故、感染している可能性のある体液暴露などです。これらの事象が起きた際には適切な処置がされる必要がございます。当院の感染対策室は当院の医療従事者が感染症に関わる可能性のある医療曝露があった際に対応する部署としての側面も持ち合わせています。

4.感染症に関する地域連携

上記の医療関連感染症や耐性菌の発生は当院内だけでなく、患者さんが病院を移動することにより、近隣の医療施設でも問題となります。当院は多摩地域は最大の高次医療期間の一つであり、近隣医療施設から当院に転院される症例が多くございます。そのため、他院から当院への転院に伴い持ち込まれる、もしくは当院から他院への転院により持ちだされる医療関連感染症や耐性菌を有する状況が最小限になるように地域連携を図ることが非常に重要になってきます。

感染対策室のチームの構成

医師 感染症科医師:2名、その他の内科医師:5名
看護師 感染対策担当看護師:2名
薬剤師 1名
細菌検査技師 1名

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紹介予約制 を原則としています。

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